防水工事の種類と特徴
個人のお住まいや、店舗、工場など、
あらゆる建築構造物を、水による腐食から守るために防水工事はあります。
防水工事には、その用途によって、施工の種類があることをご存知でしょうか?
① シート防水(ゴム)
② シート防水(塩化ビニール)
③ ウレタン防水
④ FRP防水
⑤ アスファルト防水
種類ごとに工事費用や耐久性、施工に適した箇所は異なります。
数字を追うごとに価格は上がってゆきます。
このような知識があれば、いざ防水工事をする場合に、
失敗や後悔がなく、満足のいく工事が進められるはずです。
今回は、シート防水(ゴム・塩化ビニール)と、ウレタン防水についてみていきましょう。
① シート防水(ゴム)
コスト面で比較的安価なのが、このシート防水(ゴム)です。
ゴム素材の安定した分子構造を接着剤などで下地に張り付ける工法です。
手軽かつ短期間で施工できるのがメリットです。
ただし、シート面と接着面が融合しにくく、複雑な面には向きません。
厚みがないために損傷しやすいといったデメリットがあります。
目立ちにくい箇所や、応急処置的な施工に適しています。
② シート防水(塩化ビニール)
ゴムシート防水と同じような仕組みです。
塩化ビニール樹脂で作られたシートを、接着剤などで下地に張り付けていく工法です。
短い工期で施工しやすいです。
しかし、経年劣化で材質が固くなるのがデメリットです。
したがって割れやすくなり、耐久性としては10~15年が目安とされています。
③ ウレタン防水
ウレタン防水は、液体のウレタンを塗膜にする工法です。
下地の形状に即して施工することができ、安価で人気の防水工事です。
ほぼつなぎ目のない防水層を造りことができるので、
屋上やベランダなど場所をいとわず施工できるのがメリットです。
ただし、施工は人手作業で行うため、やや均一性に欠ける点がデメリットとなります。
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