防水工事の種類と特徴~その②~
防水工事には、その用途によって、施工の種類があることをご存知でしょうか?
① シート防水(ゴム)
② シート防水(塩化ビニール)
③ ウレタン防水
④ FRP防水
⑤ アスファルト防水
種類ごとに工事費用や耐久性、施工に適した箇所は異なります。
数字を追うごとに価格は上がってゆきます。
このような知識があれば、いざ防水工事をする場合に、
失敗や後悔がなく、満足のいく工事が進められるはずです。
今回は、FRP防水とアスファルト防水についてみていきましょう。
④FRP防水
FRPとは、ガラス繊維強化プラスチックのことを言います。
耐久性にとても優れ、軽量で頑丈、水や腐食にも強い工法です。
施工は数日で仕上がりますので、工事予算の工夫もできます。
仕上がりの防水塗膜は、つなぎ目がなく見た目もきれいです。
ただし、施工過程において、樹脂が固まるまでは、
独特のにおいが発生します。風で周囲に広がるので、
近隣に対する注意が必要となります。
また、経年劣化の症状として、
長い間紫外線に当たっていると、やがてヒビが入ります。
メンテナンスの必要があることを知っておくことが大切です。
⑥ アスファルト防水
合成繊維不織布にアスファルトを加えたシートを張り重ねる工法です。
アスファルトをしみこませることで、防水性能はたいへんに優れています。
ほかの工法よりも耐久性が高く、メンテナンスの手間が少ないことも特徴です。
いっぽう、高熱を利用した施工で、工事中は独特のにおいが発生します。
FRP防水工事と同様に、近隣への注意が必要となります。
また、シートを何層にも重ね合わせる工事は、
ほかの工法よりも手間がかかります。
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